(1)マイクロ(ミクロ)電子天びんのお求めやすいセット販売を開始いたしました!
唐突ですが、ご使用中の電子天びんの「最小計量値」が必要な基準を満たしているか、この機会に改めてご確認いただくことをオススメします。
なぜかと言いますと……
この場で、日本薬局方について改めておさらいさせていただきます。
日本薬局方は厚生労働大臣が定める医薬品の規格基準書です。医薬品の性状及び品質の適正を図るために公示されていますが、最近、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構により、日本薬局方の「はかりと分銅」の要件に米国薬局方と欧州薬局方の考え方を取り入れることが検討されています。
詳細については独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のWebサイトをご参照ください。
「日本薬局方収載原案に関するご意見の募集(令和5年3月1日開始分 その1)及び報告について」の中段にある「はかり(天秤)に関連する一般試験法改正及び新規参考情報案について(意見募集)」の趣旨説明及び変更案
https://www.pmda.go.jp/rs-std-jp/standards-development/jp/pub-comments/jp/0217.html?print
米国薬局方(USP)一般41章では、繰返し性試験から得られる標準偏差sの2倍を希望する最小正味量で割った値が0.10 %の誤差に収まるように規定しています。このことから、例えば最小正味量10 mgを判定したい場合は最小表示0.001 mg(1 μg)の天びんが必要となります。
そして近い将来に施行される日本薬局方においても、同様の天びんが必要とされる見通しです。
ところが、このように精密な天びんは高価なので手が出せないというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。また、採用後の点検や校正について不安を感じていらっしゃるかもしれません。
そこで、A&Dはこのたび、日本薬局方に関わる天びんユーザー様を対象に、お求めやすいマイクロ(ミクロ)電子天びん「BA-T/BAシリーズ(A&D Borealis)」のセット販売を開始いたしました。
A&Dは、以下の3点セットを合計¥1,650,000(税抜)にて販売いたします。
① 天びん本体:BA-T/BAシリーズ(A&D Borealis)」の最高位モデル「BA-6TE」
- タッチパネルとオートドアを標準装備
- ひょう量6.2 g、最小表示0.001 mg(1 μg)