ところで、個数計は言わずと知れた、物品の個数を計数するはかりですね。
棚卸・袋詰め作業に便利なはかりですが、使用にあたっては、あらかじめ計数したい測定対象の識別情報と単重(物品一つの重さ)を登録しておき、その登録データを検索して呼び出す必要があります。
この準備が意外とタイヘン!
<従来の登録データ呼び出し方法の例と課題>
- 測定対象の識別ナンバーをキー入力する。
⇒ 測定対象個々のIDの管理が煩雑。
- 測定対象の品名をキー入力する。
⇒ キー入力に時間を要する。
- 測定対象の識別ナンバーのバーコードをスキャンする。
⇒ 測定対象にバーコードがない場合は対応不能。
特に登録データが50品目以上と多数になる場合は、都度の登録データの呼び出しが作業効率を低下させる原因になっていました。
そこでA&Dは、この課題を解決するために、個数計の内部メモリに登録された複数の単重(ID)から測定対象に近い単重を自動的に検索し、順番に表示する技術を発明いたしました。
この技術により、形状が類似したカウンティングにおいても測定対象を迅速に選定でき、作業を開始できます。
この技術、実はA&Dの特許なのです!
- 特許番号 :特許第7175076号
- 発行日 :令和4年11月18日(2022.11.18)
- 発明の名称:個数計
- 特許権者 :株式会社エー・アンド・デイ
- 発明者 :大澤 俊彦、須賀 一貴
(株式会社エー・アンド・デイ 第1設計開発本部)
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技術は日進月歩。A&Dは、これからもみなさまのお役に立てる新しい技術を開発し、お届けしてまいります。
A&Dは、用途に応じて各種の個数計をご用意しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.aandd.co.jp/products/weighing/balance/bal-counting/