パルスオキシメータって、聞いたことありますか?
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、最近、耳にされたことがあるかもしれません。
パルスオキシメータは、日本語では「経皮的動脈血酸素飽和度測定器」といわれ、クリップになっている部分に指先をはさんで光をあてることにより、採血することなく、体内の酸素の状態が短時間でわかるスグレモノの医療機器です。
では、酸素の飽和度とは? それで何がわかるのか?
念のため、ここでカンタンにおさらいしましょう。
血液中の酸素の大半は、赤血球の中にあるヘモグロビンによって体内に運ばれています。
もし肺炎にかかり、肺がダメージを受けると、肺から血液に酸素を移すことが困難になり、酸素飽和度が下がってしまいます。このため、酸素飽和度を測定することは、肺炎重症化の可能性を見つけるために有効な手段の一つなのです(パルスオキシメータの数値によって疾患の自己判断をせず、必ず、かかりつけ医など医療機関の方にご相談ください)。
酸素飽和度は、人が生きていくために必要な酸素、健康であるために必要とされる酸素が、しっかり体内に供給されているかどうかを確認するために測定されます。