みなさま、ご自分の日常生活における体調や運動時の活動を記録していますか?
記録することで小さな変化に気づくこともできますし、記録を確認してもっとガンバロウ! と励みにもなりますよね(もっとガンバらなくっちゃ、というプレッシャーにもなるときもありますが ^^;)。
最近は健康状態を測定・記録・管理できるIoT・ウェアラブルデバイスの普及や利活用が急速に拡がっていますので、ご利用になっている方もいらっしゃると思います。
このウェアラブルデバイス、とても便利なようで、カユいところに手が届かないというか、気が利かないなぁ……とストレスを感じることはありませんか?
そのストレスは、取り扱う測定データの信号形式などがデバイスのメーカーや機器ごとに異なることが原因の一つとして考えられます。
具体的には、メーカーA社とメーカーB社の機器を同時に接続できないため、データ連携や共有がしづらい、という現象です。
上記でご紹介した4者は、経済産業省公募による「ウェアラブルセンサ信号のコンテナフォーマットに関する国際標準化」の採択を契機に、ウェアラブルデバイスの信号のやり取りをコンテナ化する技術仕様一連の国際標準規格案を策定する作業を進めており、2021年10月にIEC(国際電気標準会議)に提案、12月に承認されました。
コンテナフォーマット技術によって標準化されたセンサ信号が流通することで、さまざまなIoT・ウェアラブルデバイス間の接続性が高まり、測定データをカンタンに共有・連携することが可能になる……ということです。
これらの技術は、まずヘルスケア・医療領域での活用を想定していますが、さらに製造、流通、金融、建設、運輸、サービス、エネルギー、公共事業など、社会のさまざまな分野・領域での普及をめざしています。