【MBD推進センター】
MBD推進センターは、2021年7月9日に、全体最適で高度なモノづくりを手戻りなく高効率で行える、モビリティ社会の最先端の開発コミュニティの実現を目的として発足いたしました。
活動内容は、2015 年度より経済産業省主導のもとで「自動車産業におけるモデル利用のあり方に関する研究会(*2)」として活動し、取りまとめてきた「SURIAWASE2.0(*3)の深化~自動車産業におけるMBDの産学官共同戦略的プロジェクトの方針~」を民間主体で継承したものとなります。
【A&D参画の経緯と期待される効果について】
A&Dは1977年5月に創業以来、一貫して「正確な計測」を実行する技術を提供することで、お客様各社の高品質開発に貢献してきました。そして現在、この技術をモデルベース開発のコアとなるプラントモデル精度を高めるための「第2世代の正確な計測(MBDを活用した計測)」に進化させています。
このたび、この技術をさらにお役立ていただき社会貢献するために、当期の経営方針でもある「当社計測技術を通じての『カーボンニュートラル』の実現への貢献」を踏まえ、JAMBEの「カーボンニュートラル対応やCASE等の車両技術革新をMBDで推進しSDGsに貢献する」というビジョンと基本理念に賛同し、参画を決定いたしました。
今後はJAMBE活動の中で、MBDに関する情報収集の強化および会員企業・団体との関係強化のみならず、計測技術やモデル作成技術に関する情報を会員各社に提供させていただくことにより、自動車産業におけるMBDの飛躍的な向上に貢献することを目指します。
*1:MBD (Model-Based Development: モデルベース開発)
設計開発活動において、実物の試作部品ではなくコンピュータ上で再現した「モデル」にその軸足を置いて活動を進めることで、性能構想、設計、部品試作やテストにかかる時間と手間を大幅に短縮/削減し、効率的に開発を行おうとする開発スタイルです
*2:自動車産業におけるモデル利用のあり方に関する研究会
2015年 11 月に経済産業省が設置。
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*3:SURIAWASE2.0
MBDにより、エンジニアリングチェーン全体において、企業間および産学間のすりあわせ開発の高度化を進める構想です。