悩ましい静電気。
ことしも乾燥シーズンになり、お困りの方がいらっしゃることと思います。
なぜ静電気が起こるのか、念のためにおさらいしてみましょう。
静電気が発生するのは、次のような場面です。
・接触帯電:2つの物質が接触するとき
・摩擦帯電:物質どうしをすり合わせたとき
・はく離帯電:接触したモノを剥がしたとき
・衝突帯電:物質と物質がぶつかったとき
湿度が45%RH以上では帯電しないといわれていますが、実際は、製造ラインやコンベアなど摩擦が起きている場所は絶えず静電気が発生しています。
帯電物が近づくと、周りの物体に帯電物と反対の電気が発生し、帯電物と引き合うようになります。
乾燥して低湿度になる冬場には、帯電した作業スタッフが天びんに近づいただけで静電誘導となり、計量値がドリフトする可能性があるのです。