世の中にあるモノにはデザインがあります。
スマートフォンやマウス、ボールペン、コーヒーカップなど、みなさまの視界に入っているすべてのモノにデザインがあると言っても過言ではありません。
モノにもよりますが、何かを購入するときには、機能や価格だけではなく、見た目のよさも重要な判断基準になりますよね。
素敵なデザイン、流行のデザイン、使いやすいデザイン。
このように魅力的なデザインが施されたモノは消費者の購買意欲を刺激する反面、マネされる危険もあります。
そこで、新しく創作されたデザインを創作者の財産として保護することにより、デザインの創作を奨励し、産業の発展に寄与することを目的に、特許庁が意匠制度を設けているのです。
意匠制度に則り、意匠権が登録されて意匠公報が発行された場合、この意匠権を得た人は登録されたデザインとこれに類似するデザインを実施する権利を占有することができます。
つまり、第三者がマネすることができなくなるのです。